北欧4ヵ国周遊 10日間の旅 28.
北欧4ヵ国周遊 10日間の旅 28.
この旅の最終訪問地は、コペンハーゲンにある「アマリエンボー宮殿」で
す。正午から宮殿前で行われる「衛兵の交代式」を見学するため、午前11時過ぎに到着しました。八角形の広場の周りに配置された4つのロココ調の建物で、構成されています。広場の中央には、この宮殿の造営者であるフレデリク5世の騎馬像が置かれていました。1972年1月に即位した女王・マーグレーテ2世の居城にもなっており、前の広場は常に開放されていて、観光客を温かく迎えてくれます。
宮殿というと華やかな建物であるのが普通ですが、率直にいってこの宮殿の佇まいは質素です。初めから王宮として建てられたのではなく、4家の貴族の建物を、王家が購入して宮殿としたからです。1794年に当時の王の居城であったクリスチャンボー城が焼失したための対応策でもあったわけです。華美を嫌うデンマーク国民は、地味な王宮に、より親近感をもつようです。
いまや観光行事になっている交代式の時間になると、観光客は衛兵の近
た。衛兵が被っている帽子は、熊の黒い毛でできていますが、ふさふさと輝いていました。王宮の北東側には、2005年に完成したオペラ・ハウスも見えました。
その後、バスは中心街のニュー・ハウンに向かいました。港の近くで、「碇
クリントン米国大統領も宿泊したという高級ホテルやフランス大使館の前を通って南に向かい、午後1時半に国際空港に到着しまし
た。午後3時45分にコペンハーゲンを発ち、所要時間11時間で、翌7月10日
午前9時半過ぎに成田空港に戻りました。私たちの旅仲間7人全員、無事に帰国しました。
主な感想は、「7月のノルウエーの景色は素晴らしかった」ということですし、森田添乗員の、「今まではヨーロッパの自然の素晴らしさは、『スイスが一番』と言い続けてきましたが、『7月のノルウエー』を見て言い方を変えようと思います」との発言が印象的でした。私も、今後「7月の北欧の自然の美しさ」をPRすることにします。
この項終わり。
都合により、2005年7月まで、掲載を休みます。
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