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2014年6月 2日 (月)

「日本現代史」 49. 1953-1973年(3)…高度経済成長…

海外ロングステイ先で歴史研究 121.として記述します。

☆ 「日本現代史」 49. 1953-1973年(3)…高度経済成長…

日本の経済成長は、1960年(昭和35年)の池田内閣による「所得倍増論」が打ち出される前の「神武景気」(1954年12月から1957年6月まで)や「岩戸景気」(1958年7月から1961年12月まで)から始まっていました。

神武天皇が即位した時代(紀元前660年)以来、例を見ない好景気という意味で、「神武景気」と名付けられたこの時代は耐久消費財ブームが発生して、冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビが「三種の神器」と呼ばれ人気を博しました。 神武景気を上回る好景気から、神武天皇よりさらに遡って「岩戸景気」と名付けられたこの時代は、電気機械・精密機械・自動車や新しい成長産業と呼ばれ始めた鉄鋼・化学・石油精製などの産業が支えたといわれています。また、技術革新による産業構造の変革期だったともいわれています。なお、NHKのテレビの本放送の開始は、1953年(昭和28年)の2月1日でした。

好景気によって、若年サラリーマン・一般労働者の収入が急激に増加して、国民の間に「中流意識」が広がりました。そして大企業のサラリーマンを「中産層」に押し上げていったのです。岩戸景気の終る頃の1956年度(昭和31年度)の経済白書に「もはや戦後ではない」と記されたのです。

1960年(昭和35年)に池田内閣が唱えた「所得倍増論」は、国が経済計画を作り、労働者は働くことに喜びを感じて熱心に働き、貧富の差がないままに国民が豊かになったのです。この点から皮肉を込めて、「日本は世界で唯一『成功した社会主義国』」と、表現されることもあるようです。

時代は変わりますが、1964年(昭和39年)の10月1日に、工事に5年間を掛けた東海道新幹線の東京・大阪間が開通しました。3800億円の工事費は、世界銀行からの借り入れで賄われました。10月10日には「東京オリンピック」が開幕しました。女子バレーボールで、日本代表がソ連を破って優勝した瞬間のテレビの視聴率は85%に達したといわれています。東京オリンピックは、成功裡に終わりましたが、開催に向けて行った高速道路建設が、首都・東京の景観を壊したと強く批判されています。   つづく

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